WordPressでサイトを作ろうとしたとき、「どのテーマにするべきか」は、初心者にとって大きな悩みのひとつです。特に最近は「SWELL」という名前を耳にする機会が増えてきました。実際に、私が関わるお客様からも
迷子さんSWELLを買ったけど、自分ではうまく使えなくて…
というご相談がとても多いのです。この記事では、なぜそれほどまでにSWELLが選ばれているのか、そして同じく人気が出てきている「Arkhe」についても触れながら、それぞれの魅力を分かりやすくご紹介します。
SWELLをおすすめする3つの理由
1. ブログにも企業サイトにもマッチする万能設計
SWELLの一番の魅力は「どんな目的のサイトにも使える」汎用性の高さです。個人のブログ、ポートフォリオ、企業のコーポレートサイト、どんな構成でも自然にマッチします。
テーマカラーやレイアウト変更がカスタマイザーで直感的に行えるので、デザイン初心者でも「それっぽい」サイトが作れるのも大きなポイントです。
2. ブロックエディターに完全対応で操作が快適
Gutenberg(ブロックエディター)に完全対応していることも、SWELLの強みです。編集画面そのままの見た目で公開されるため、初めてWordPressに触れる方でも視覚的に操作がしやすく、迷いにくい設計になっています。
しかも公式の「SWELLブロック」も用意されているため、見出し・ボタン・リスト・吹き出しなどを直感的に作成可能。HTMLやCSSの知識がなくても、魅力的なページを作ることができます。
3. 表示速度・SEO対策もバッチリ
見た目の美しさと並んで、SWELLの隠れた魅力が「表示速度の速さ」です。無駄なスクリプトを読み込まず、ページごとに最適化される仕組みがあり、実際にPageSpeed Insightsでも高得点を叩き出しています。
また見出し構造や構造化データへの対応など、SEO面でも細かな配慮がされており、検索エンジン対策にも有利に働きます。
SWELLを導入する際の注意点
SWELLは有料テーマで、現時点では17,600円(税込)の買い切りです。そのためサイト制作を依頼される場合には、お客様に購入していただく必要があります。
また自由度が高い分、「どこから手を付けていいか分からない」という声もあります。初期設定やトップページの構成を組む際は、ある程度の慣れが必要です。


実はArkheも良い|同じ開発者による安心感
SWELLを開発している「株式会社LOOS」が、ブロックテーマとして新たに開発したのが「Arkhe(アルケー)」です。
SWELLと同様にArkheはブロックエディター完全対応のテーマ。WordPressの主流に合わせた設計になっているため、今後の展開も含めて注目されています。
Arkheの注目ポイント
- 無料で始められる(有料の拡張プラグインもあり)
- カスタマイズ性が非常に高い
- フックが多い
- ブロックベースで、構造を自由に組める
「制作ライセンス」により発行されたライセンスキーは、利用者本人が所有するサイトに加え、利用者がサイト所有者本人から依頼されて制作したサイトでも利用可能
一方で、ブロックテーマの操作はまだ慣れが必要で、初心者にとっては少し難しく感じる部分もあります。そのため、まずはSWELLでWordPressに慣れ、将来的にArkheへ移行するのも良い流れだと思います。
クライアントのサイトを制作する際は、SWELLをクライアントに買ってもらって下さいね。
保守契約をきちんとしていればクライアントが買わなくてもいいのですが、、、買ってもらった方が無難だと思います。


まとめ|目的やスキルに応じてテーマを選ぼう
WordPressでのサイト制作は、テーマ選びで使いやすさも仕上がりも大きく変わってきます。
- 「誰でも扱いやすい万能テーマ」ならSWELL
- 「自由に組みたい」ならArkhe
このように、それぞれのテーマには良さがあり、目的やスキルレベルに応じて選ぶのがベストです。
サイト制作に迷ったときは、ぜひこの記事を参考に、自分に合ったテーマを見つけてくださいね。

